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2019年4月、長野県佐久穂町大日向地区にあった旧佐久東小学校の校舎をリノベーションして、
しなのイエナプランスクール大日向小学校が開校しました。
また、2022年4月には、大日向中学校も開校しました。

学校の開校を誰よりも楽しみにしてくださっていた
大日向地区に住む小須田武彌さん(さくほジーバ共和国前大統領)。
季節のがっこう(学校1日体験イベント)では、参加した子どもたちに
プルーン畑を案内してくださったり、シイタケの収穫体験をさせてくださったり、
学校理事の皆さんに東小学校の校舎内を案内してくださったりしたのも武彌さんでした。

そんな優しい笑顔溢れる武彌さんでしたが、開校を待たずに天国へ旅立ってしまいます。
私たちはその遺志を継ぎ、武彌さん所有のプルーン畑の半面をお借りすることで、
学校として引き継ぐことを誓いました。

2021年4月、開校から3年。小須田武彌さんの奥様もプルーン農家を引退され、
プルーン畑の全面(15a)をお借りすることになりました。

プルーン畑は、子どもたちが『本物から学べる場』として活用し、
畑は時折、子どもたちの明るく賑やかな声に包まれます。
子どもたちは、開花・摘果・収穫・剪定など1年を通して訪れ、
農業や環境、流通や経済など様々なことを学んでいます。

低温や高温といった年々変わる気候状況の中で、プルーンの収量も減少傾向にあります。時に厳しい自然の摂理ですが、子どもたちは畑を度々訪れ、様々な疑問や気付きを抱き、共有しながら、それぞれの感性で向き合っています。

本年度も、保護者有志によるプルーンプロジェクトチームの皆さんや、
地域の先輩プルーン農家の皆さん、ほかにも本当にたくさんの方の支えのもと、
大日向小学校・中学校としてのプルーンをお届けできることに心から感謝しております。

畑があるのは標高900m超の高原地帯。
燦々と降りそそぐ太陽の光と、寒暖差の大きい気候がプルーンを美味しくしてくれます。

大日向小学校・中学校として育てたプルーン、ぜひご賞味いただければ幸いです。



武彌さんへ
小学生も中学生もみんなプルーン畑が大好きです。
今年もみんなで協力して美味しいプルーンをつくったよ。
嬉しかったこと、大変だったこと、話したいことがたくさんあります。
子どもたちに武彌さんの話をしたら「喜んでくれてるかなぁ」って言っていたよ。
私たちの活動を、空からあのまぶしい笑顔で見てくれていたら嬉しいです。


【育てているプルーンの品種(7種類)】
・アーリーリバー(7月下旬-8月中旬)
・オパール(8月上旬-8月中旬)
・ツアー(8月中旬-8月下旬)
・くらしま早生(8月中旬-8月下旬)
・くらしま(8月下旬-9月上旬)
・サマーキュート(8月下旬-9月上旬)
・オータムキュート(9月上旬-9月下旬)
・サンプルーン(9月中旬-9月下旬)
・プレジデント(10月上旬)